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中央競馬G1レース 2006総集編


中央競馬GIレース 2006総集編
片面二層
映像コーデック:MPEG4 AVC
音声:日本語ドルビーデジタルプラス2.0ch
画面サイズ: 16×9
関西テレビ/メディアプルポ/ポニーキャニオン
2007年
©2007 関西テレビ/メディアプルポ/ポニーキャニオン

カタログ

文:飯塚克味

ユニフォームの色彩や芝生の質感が優秀

昨年行われたG1レースをまとめあげた競馬ファンにはたまらないソフトが登場!競馬ファンはもちろん、そのほとんどが賭けを楽しむために見てはいるのだが、意外と馬そのものが好きなファンも圧倒的に多い。特に昨年はディープインパクトの快進撃が、普段見ていない人々にも競馬に触れる機会を与え、新たなファン層を開拓した。そんな馬を見ることがこの上なく幸せな人にとって、本ソフトは正にうってつけと言えよう。

ちなみに競馬ファンには説明不要だろうが、G1レースとは競馬の重賞レースの格付けの中で最高レベルのレースのことを指す。日本では競争レベルのことをGRADEで表すので、その中でトップクラスという意味で“G1”なのだ。本編圧縮はMPEG4 AVC。音声はドルビーデジタルプラスのステレオ収録だ。

ディスクを入れると本編が始まる。色鮮やかな芝生、馬のつぶらな瞳、そして2006年の覇者ディープインパクトや宿敵ハーツクライの勇姿。HD DVDの高画質で見ると改めて馬の美しさが伝わってくるのがよく分かる。

先ほど2006年のレースをまとめたと書いたが、本編は必ずしも時系列に編集されている訳ではない。まずはディープインパクトの前期における活躍からまとめてチェックできるようになっている。3月19日の「第54回阪神大賞典G2」に始まり、4月30日の「天皇賞」、6月25日の「宝塚記念」まで、ディープインパクトの素晴らしい走りをたっぷりと堪能できる。

画質も優秀で、ジョッキーたちのユニフォームの鮮やかな色彩、香りまで漂ってきそうな芝生の質感もよく感じられる。興奮気味の観客の表情なんてロングショットでもその一人一人までしっかりと認識できるのだから、もし貴方がその場にいたら容易に本人かどうかも分かるはずだ。

また宝塚記念の際は地面がぬかるんでいて、レース後半になってくるとジョッキーに泥がはねているのもよく確認できた。しかし馬と共に疾走する彼らの姿は、たとえ泥にまみれていてもその美しさには全く変わりがないことも伝わってくる。

 

海外で活躍する日本馬に驚き

ディープインパクトの活躍の後は、ライバルであるハーツクライの活躍を紹介。ディープインパクトよりも一足先に海外に進出したハーツクライの目覚しい活躍ぶりは日本人ならきっと誰もがうれしく感じるだろう。3月25日の「ドバイシーマクラシック国際G1」では見事優勝!その勢いを受けて7月29日にはイギリスで行われた「キングジョージVT&クィーンエリザベスダイヤモンドS」に挑戦するが、3位に終わった。イギリスでのレースは権利上の問題か、レースの映像はない。

代わりにハーツクライのオーナー、吉田照哉氏の表情で全てを語っている。ドバイシーがSD映像だったので、レースそのものがなくてもHD映像でとらえられたイギリスの映像は一見の価値はある。レース敗退後、「簡単にいかないから、挑戦する価値がある」と語る吉田氏のコメントも印象的だった。

その後、ディープインパクトがフランスの「凱旋門賞」に挑む様子が描かれる。こちらもファンの様子だけで結果を語っている。結果はご存知のとおり、残念な結果に終わった。

続いて「ドバイワールドカップ国際G1」で活躍したカネヒキリや、デルタブルース、ポップロックという日本の馬が1位、2位を獲得したオーストラリア「メルボルン国際G1」の様子が綴られていく。それほど競馬に造詣の深くない者なら、ディープインパクト以外にもこんなに海外で活躍した日本馬がいたことに驚かされるだろう。

 

馬の数だけドラマがあった

再び国内レースに戻る。メイショウサムソンが優勝した「第66回皐月賞」、武豊騎手のロジックが優勝した「第11回NHKマイルカップ」、3番人気だったカワカミプリンセスが勝利を収めた「第67回優駿牝馬(オークス)」。実はこれらのレースで優勝した馬はいずれも北海道日高の小さな牧場出身。カメラはメイショウサムソンを輩出した浦河町の林孝輝牧場に目を向ける。三代に渡る創設50年のこの牧場から日本ダービーに出せるような馬が出せたことを心から喜ぶ林氏の表情が実にいい。そしてメイショウサムソンは見事、日本ダービーでも勝利を収めた。石橋守騎手、瀬戸内調教師など、関わってきた人たちの喜びがこちらにも伝わってくるようだ。

この後はアップテンポに国内のレースを次々と紹介。編集自体は単調だが、それぞれのレースに秘められたドラマもきちんと紹介され、競馬ファンならその時の思い出も甦ってくるのではないだろうか。年末の時期になってくると、ディープインパクトの引退と新たな馬が出てきたことを語って、本編は終了する。

機能的には「ディープインパクト〜日本近代競馬の結晶〜」と同じく、ピクチャー・イン・ピクチャーとポインター機能が搭載されている。ポインター機能は常時オンにしておくと、レース結果が分かってしまうので、使い分けていただきたい。

特典は本編中ではダイジェストになっていた日本馬が優勝した海外の3レースを収録。画質はSDとなっている。

一般的にはディープインパクトの年だったと言われた2006年に、実は馬の数だけドラマがあったということがよく伝わってくるはずだ。競馬ファンなら是が非でも手に入れておくべき高画質ソフトだ。もし、あなたが競馬ファンでなかったとしても、このソフトを見たら、「一度競馬場に行ってみようか」という思いになるだろう。

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